経済効果計測の事例 『神戸鉄人プロジェクトの経済波及効果』

    神戸市長田地区は、阪神淡路大震災で甚大な被害を受けましたが、有志の人々が復興のシンボルとして
  地元出身の漫画家「横山光輝」の鉄人28号を模したモニュメントを建設しました。

  このモニュメントを建設し集客の仕組みを構築した主体が「NPO法人KOBE
 鉄人PROJECT」です。しかもモニュメントの製作は、大阪の鉄工所が請け負
 っているため、経済効果が市外へも波及しました。また地元の商店街に多く
 の見学客が訪れて週末は大賑わいとなりました。

  そのため、このような地域プロジェクトの実情に即した経済効果を測定
 するにあたって、我々は次のような工夫を行いました。

  1. プロジェクトの実情に即した経済効果の波及経路を特定するために、  @ 神戸市産業連関表にNPO部門を新たに設けました。  A 神戸市産業連関表を地域間産業連関表に組み換えました。
  2. 個々の事例に固有のインプットデータを特定するために、  @ NPO法人の決算書だけでなく、関係者へのヒアリングを通して、   事業収支を吟味し、事業実態に即したデータ入力を行いました。  A 地元の大型商業施設や商店街店舗の業種及び取扱商品を調査し、   商業統計等を活用して、モニュメント見学者の消費データを特定   しました。
 なお本件の経済効果に関しては、資料を公開しております。    お問い合わせフォームからご請求ください。    このように、当研究所では「経済波及効果の調査」に関して、地域やプロジェクトの実情  に合わせて、最適な手法の御提供とタイムリーな御提案が可能です。機会があれば、ぜひ   当研究所をご活用ください。

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